エピソード検索

治療中、味覚障害に関する興味深い記事を新聞で見つけました。 ある病院で外来化学療法を受けた患者さんを対象に 抗がん剤投与後の味覚の変化についてアンケートを実施したところ、 私が使用していた抗がん剤では、85％近くの人が味覚の変化を訴えたそうです。 私も確かに抗がん剤投与後、4～5日経っ… 続きを読む

お正月になると、年末から手術入院していた友へ届けたおせちのこと思い出します。 病院の食事はつまらないだろうと、黒豆やきんとん、煮物を小さなタッパーにいれて病室に差し入れました。本人は脳の手術後だったので、とても食べれるような状態ではなく、ご主人にお渡ししました。今思うとおせっかいだったかな～と。… 続きを読む

がん友さんから紹介された一冊。エリザベス・トーヴァ・ベイリーの『カタツムリが食べる音』(翻訳）(飛鳥新社）が何とも言えず好きな一冊となりました。作者はある日突然原因不明のウィルス性自己免疫疾患の自律神経障害によって、寝たきりの生活を余儀なくされることとなります。ベッドの傍らに友人がおいてくれた一匹… 続きを読む

治療が進んでいって、いよいよ血管からの採血やＣＴ造影剤を入れるのがきつくなってきたので、ポート留置を決意。当日の手術前、ドキドキして着替えて控室で待っていたら、ノックされて看護師さんが入ってきました。 「これからポート留置ですよね。実は私もポート入れているんですよ。よかったら見ませんか？」と自分… 続きを読む

言われて嫌だったこと。 再発したあと、知り合いから言われた言葉で「これからは『余生』と思って仕事そんなにしないでね」。 まだ50になったばかり、「余生」という言葉が非常にきつかったです。 もちろん、言った相手は、私を見ていて「働きすぎ、頑張りすぎ」と思っていたゆえの言葉だったと思いますが… 続きを読む

正直、この１～2年は私にとって「凪（なぎ）」の期間です。 家にこもることで、家の中は間違いなく片付き、快適な空間になっています。 病気も徐々に進行していますが、日常生活を送ることに支障がない状態。 コロナの前のように、あちこちに出かけ、仕事をし・・・、というのはもう想像がつきません。 願わ… 続きを読む

いつだったか確かな年は覚えてないのですが、私がまだ乳がんになる前のこと。 温泉に行った際、露天風呂で出会ったおばあちゃんのことが忘れられません。 まったくの赤の他人ですが、露天風呂で私と友人に話しかけてきたのです。 「あなたたち、まだ若いようだけど、必ず乳がんの検診をうけてね」と。 驚いて… 続きを読む

私は手術を遠く離れた九州の病院で受けたのですが、入院前からずっと友達が付き添ってくれていました。入院までの数日は温泉に入ったり、まるで観光気分。おかげで楽しく？手術日を迎えることができました。入院中もきっと退屈だろうからと週刊誌や女性誌をたくさん買ってきてくれたり、おいしそうなお菓子があったからと… 続きを読む